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EBMに基づいたインプラント治療
デンタルインプラント Dental Implant
- インプラントとは、中に(in-, im-)移植(plant)する治療法
- 身体のどの部分でもインプラント(Implant インプラント)と定義される。
- 歯科で行うものは、歯科インプラント(dental implant)である。
歯の無いところ部位に純チタン製のフィクスチャーとよばれるねじ式の
人工歯根を移植し、そのフィクスチャーに土台を中ねじで固定して冠をかぶせる治療法である。医学の歴史的観点からみると、戦傷外科に端を発する純チタン製の器具を埋入する医療は、整形外科での人工関節や骨折でのチタンプレート固定・ビス固定、口腔外科や形成外科の骨折治療や顎骨の腫瘍外科、あるいは顔面多発外傷骨折の治療に必須の治療法となっている。歯科インプラントとは、それらの骨外科・関節外科の基礎の上に欧州で開発された、人工歯根への応用医学であり、機能再生医学としての高度先進医療である。
日本では導入されて約30年の歴史を持つ。保険医療として普及すべきものだがいまだ検討されてはいない。
歯科インプラントの器材と治療手順

| 金属名 | チタン | 原子記号 | Ti | 原子番号 | 22 | 分子量 | 46.87u |
- 金属光沢をもつ遷移元素。6番目に多い地殻成分だが、
その集積と加工には費用のかかる金属である。 - 化学的・物理的にジルコニアに近い。面新立法構造。
- 軽量他でイオン化しにくく、伸展性・延性に富む。
- 耐蝕性がすぐれ常温常圧で安定な金属。
- 医学的には生体内使用の医療材料としての歴史をもつ。
治療手順(手術手順)
- XP検査分析・ガイドプレートの作成
- 口腔内清掃と局所麻酔・伝達麻酔
- 埋入部位の歯肉の小切開剥離
- 天然の歯根の長さで直径3~5mmの円柱状ねじ(インプラント体 :フィックスチャー)を低速回転の専用エンジンを用いて、細いバーから順次太いバーで3~5mm程度の穴を開けて埋入する。ねじ式なので衝撃は無い。
- 小切開部を数針 縫合する。
- 一本の移植手術にかかる時間は口腔清掃から麻酔を含め一時間以内である。親知らずの抜歯より容易である。
- 1~3ヶ月の安定期を待って二次手術を行う。
二次手術は骨内に埋入したフィックスチャーに 一次上部構造を内ねじでとりつける。 - 二次手術の一ヵ月後に技工専用の土台に付け替えて シリコン印象をとる。デンタルインプラント専門の技工所でインプラント専用の上部構造(歯冠部)を作成する。
- 1~2週後に 上部クラウン(冠)が装着される。
インプラント治療の完了 - 機能が完全に回復するまでの調整と一定期間のメンテナンスが必要である。
デンタルインプラントの適応
- 早期の歯の喪失(事故や抜歯)
- 歯根の破折や歯の周りの骨病変がある場合
- 不安定なブリッジ治療部
- 入れ歯(義歯)治療の必要がある場合
- 骨折や腫瘍切除後の機能回復医療 など
費用について
インプラント医療は高度医療であり、治療には全てチタン製の器材パーツを用いるためと輸入医療器材であるためにその費用は
一本35万円~45万円となる。骨移植などの付帯手術を必要とする場合は
10~20万円を要する。
機能再生の高度医療・高額医療である。
機能再生の高度医療・高額医療である。



